退職して留学する前に、どれくらいお金を用意すべきか

会社を辞めて留学に行くと決めたとき、
一番気になったのは「英語力がどれくらい伸びるか」よりも、
正直に言えば「お金」のことでした。

収入がゼロになる。
いつ次の仕事が決まるか分からない。
帰国後の生活はどうなるのか。

投資している資産はありました。
でも、そのお金にはできれば手をつけたくなかった。
それは将来の安心のための資金で、
「留学のためのお金」ではなかったからです。

だから私は、退職金やボーナスをベースに、
「辞めよう」と決めてから毎月7万円ずつ貯金を続けました。

約2年間。

ある程度まとまった金額が見えたとき、
ようやく「行けるかもしれない」と思えました。

実際に必要だったお金

私の場合、セブ6週間+オーストラリア10週間の留学で
かかった費用は約240万円でした。

ここに加えて考えなければいけないのが、
帰国後の生活費です。

帰国後の毎月の支出は、

  • 家賃+光熱費+通信料:約10万円
  • 社会保険料:約63,000円
  • 食費や雑費:約3〜5万円

合計すると、最低でも月19〜21万円。

失業保険をもらう予定でも、
自己都合退職の場合は待機期間があり、
その間も貯金は確実に減っていきます。

正直、この社会保険料63,000円が一番きつかったです。
想像以上でした。

安心できるラインはどれくらいか

留学費用約240万円に加えて、
帰国後の生活費を3か月分と考えると約60万円。

さらに予備費を20〜30万円とすると、
ざっくり300万円前後
私にとってのひとつの安心ラインでした。

実際には、オーストラリアで想定より出費が増え、
帰国後に予定していた50万円は使い切りました。
その後は、生活防衛資金として分けていたお金から補填しています。

それでも、投資資産には最後まで手をつけていません。
「守るお金」と「使うお金」を分けていたからこそ、
気持ちを保てたのだと思います。

今振り返って思うこと

約2年間、毎月7万円を積み立てて準備しました。
でも今振り返ると、
ある程度のラインを超えた時点で、
もう少し早く行ってもよかったとも感じています。

不安がゼロになる金額はありません。

どれだけ貯めても、
会社を辞めること自体の怖さは消えないからです。

でも、
最低限の生活費と留学費用が見えていれば、
あとは「いつ行くか」の問題だったのかもしれません。

退職して留学するなら、
必要なのは完璧な安心ではなく、
自分なりに納得できるラインを決めること。

そのラインが見えたとき、
お金の不安は「計算できる不安」に変わります。

それは、想像しているよりずっと扱いやすいものになるはずです。

タイトルとURLをコピーしました